日本昆虫学会の紹介
日本昆虫学会(The Entomological Society of Japan)は、昆虫学の進歩・普及を図ることを目的として、
1917年東京帝国大学第2学生集会所において「東京昆蟲学会」として創立されました。1935年には、「日本昆蟲学会」と改称されました。
日本を代表する昆虫学の学会として関連学会と連携を保ちつつ、多岐にわたる活動を展開しています。
沿革
1917(大6)年 | 3月10日,東京帝国大学第2学生集会所において「東京昆蟲学会」を創立. |
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1921(大10)年 | 会則を改訂,会長を設置. |
1926(大15)年 | 会報「昆蟲」を発刊. |
1928(昭3)年 | 会則を大幅に改訂,評議員会の設置. |
1935(昭10)年 |
「日本昆蟲学会(The Entomological Society of Nippon)」と改称. (英語表記は1949年から“The Entomological Society of Japan”を使用) |
1936(昭11)年 | 9月27日,東京科学博物館(現国立科学博物館)で第1回大会を開催. |
1938(昭13)年 | 「日本応用昆蟲学会」が設立され,実質上,日本昆蟲学会の応用分野が独立. |
1944(昭19)年 | 配給統制下「昆蟲」16巻3/4号が発行されたが,ほとんど会員の手に渡らずに散逸. |
1945(昭20)年 | 5月24~26日,製本まで完成していた「昆蟲」17巻1号が空襲で灰燼に帰す. |
1949(昭24)年 | 「昆蟲」が復刊,新しい17巻1号が発行. |
1949(昭24)~53年 | 北海道,東北,関東,信越,東海,近畿,中国,四国,九州の各支部結成. |
1957(昭32)年 | 創立40周年を記念して記念大会,記念展覧会,「昆蟲」総目録の刊行,「昆蟲」16巻3/4号の復刻,会章制定などの記念事業を行う. |
1966(昭41)年 |
自然保護昆虫委員会が発足. (1969年,自然保護委員会として再発足) |
1973(昭48)年 |
学会基金の設立が決定. (1976年から基金による研究支援を開始) |
1980(昭55)年 | 8月3日~9日京都国際会館および周辺施設において第16回国際昆虫学会議(International Congress of Entomology; ICE)が開催. |
1980(昭55)年 | ICIPE(国際昆虫生理生態学センター)協会に加入. |
1988(昭63)年 |
日本応用動物昆虫学会より合併についての申し入れ. (1995年,両学会の合併は不成立) |
2017(平29)年 | 一般社団法人へ移行 |
会員構成(2024年9月30日現在)
名誉会員 | 7 |
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一般正会員 | 711 |
若手正会員 | 28 |
学生正会員 | 166 |
海外会員 | 9 |
団体会員 | 31 |
賛助会員 | 3 |
合計 | 958 |
日本昆虫学会名誉会員
- 石井 実
- 三枝 豊平
- 嶌 洪
- 多田内 修
- 内藤 親彦
- 平嶋 義宏
- 山根 爽一
日本昆虫学会役員名簿
理事
- 代表理事
- 野村 周平
- 副代表理事
- 後藤 慎介
- 庶務担当理事
- 石川 忠、井手 竜也
- 会計担当理事
- 舘 卓司
- 編集理事(「Entomological Science」誌担当)
- 東城 幸治
- 編集理事(「昆蟲(ニューシリーズ)」誌担当)
- 江口 克之
- 大会理事
- 髙須賀 圭三、石川 忠
監事
- 広渡 俊哉、市岡 孝朗
日本昆虫学会代議員名簿
徳田 誠、吉富 博之、大原 昌宏、東城 幸治、松村 洋子、井手 竜也、
紙谷 聡志、上田 昇平、中村 剛之、市岡 孝朗、石川 忠、坂巻 祥孝、
杉浦 真治、大庭 伸也、岸本 圭子、神保 宇嗣、渡辺 恭平、松本 吏樹郎、
髙須賀 圭三、山田 量崇、小野 正人、金尾 太輔、久保田 耕平、舘 卓司、
竹松 葉子、深津 武馬、平井 規央、後藤 慎介、末吉 昌宏、江口 克之、
吉田 貴大
紙谷 聡志、上田 昇平、中村 剛之、市岡 孝朗、石川 忠、坂巻 祥孝、
杉浦 真治、大庭 伸也、岸本 圭子、神保 宇嗣、渡辺 恭平、松本 吏樹郎、
髙須賀 圭三、山田 量崇、小野 正人、金尾 太輔、久保田 耕平、舘 卓司、
竹松 葉子、深津 武馬、平井 規央、後藤 慎介、末吉 昌宏、江口 克之、
吉田 貴大
事務局
所在地:〒305-0005 つくば市天久保4-1-1国立科学博物館動物研究部
- 庶務幹事
- 石川 忠、井手 竜也
- 会計幹事
- 舘 卓司
- 事務幹事
- 井手 竜也
- 渉外幹事
- 井手 竜也
- 図書幹事
- 神保 宇嗣